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コル・トリオ(Koll Trio)

 

ハインリヒ・コル(ヴィオラ)

ウィーンで生まれ、5歳でヴァイオリンを始め、ウィーン音楽大学ではフランツ・サモヒル教授の下で学ぶ。1975年に最優秀の成績で卒業し、ウィーンの二つのオーケストラで首席ソロ・ヴィオラ奏者を務め、1980年にウィーン・フィルに入団する。

ソリストしては、ウィーン・フィルのみならず、国内、日本、スペインのオーケストラとも共演を果たし、とりわけ小澤の指揮下で数々の共演を果たしている。教師としても優れ、オーストリア、日本、米国ではマスタークラスを開催している。

室内楽をこよなく愛し、著名なソリスト、同僚とも共演を重ねている。1987年からムジークフェライン弦楽四重奏団(別名:キュッヒル弦楽四重奏団)に、必然的にウィーン・リング・アンサンブルにも加わり、定期的に日本公演をこなし、ウィーン楽友協会では予約演奏会を開き、2002年から二人のヴァイオリン奏者の娘とコル・トリオを結成している。

 

アレクサンドラ・コル=ガイスマイアー(ヴァイオリン)

1984年にウィーンで生まれ、4歳で父親からヴァイオリンの指導を受ける。6歳でウィーン・コンセルヴァトワールのエウジェニア・ポラチェク教授に、続いてマスタークラスで著名なヴァイオリン奏者たちに指導を受け、2003年に最優秀の成績でウィーン音楽高校を卒業する。その間にオーストリアとイタリアで数々の入賞を果たし、2009年にウィーン・コンセルヴァトワールを最優秀の成績で卒業する。

2001年からソリストとして活動を開始し、ウィーン・コンツェルトハウスのムジカ・ユヴェントゥティスにも参加し、ユース・フィルハーモニー、ドナウ・フィルハーモニーにはソリストとして招かれ、K&Kフィルハーモニーのツアーにも参加した。

室内楽奏者としてはウィーン・フィル団員たち、とりわけコル・トリオとしてキュッヒル弦楽四重奏団と共演を果たし、オーストリアと米国で数多くの演奏会をこなした。

ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン・フィルなどにはエキストラとして数多く出演し、ウィーン交響楽団に第2ヴァイオリン奏者として2012年1月に入団している。

 

パトリーツィア・コル(ヴァイオリン)

1988年にウィーンで生まれ、3歳で父親からヴァイオリンの指導を受ける。5歳でエウジェニア・ポラチェク教授の若い才能のクラスに呼ばれ、最初はウィーン音楽大学で、次にウィーン・コンセルヴァトワールで2010年まで指導を受ける。さらにはドイツのシュトゥットガルトでアンケ・ディル教授の下で、ニューヨークとザルツブルクではジュリアード音楽院のルイス・カプラン教授の下で学ぶ。その間にオーストリアとイタリアでソリスト、室内楽奏者として数々の入賞を果たす。

2005年には「若い芸術家」に選ばれ、名コンサートホールの記念室内楽コンサートなどに呼ばれる。時を同じくして独自の四重奏団を結成し、オーストリア・ラジオ放送局、モーツァルトの映画にも出演し、テレビで放送される。

ソリストとしては、卒業高校のオーケストラ、ハンガリー、スロヴァキア、ブルガリアの多くのオーケストラと共演を果たす。

室内楽奏者としてはシュトゥットガルトとウィーンでリサイタルをこなし、コル・トリオとしてウィーン・フィル団員とも共演を重ねている。

ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン・フィルなどにエキストラとして出演し、2012年には両オーケストラのオーディションに合格し、第2ヴァイオリン奏者として9月から活動に入っている。

 

写真左からアレクサンドラ・コル=ガイスマイヤー、ハインリヒ・コル、パトリーツィア・コル。

© 2015 by 国際の街・長崎コンサート実行委員会

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